先日伯母を送った。

納棺　そして出棺が今生の分かれとなるので、最もつらい時である。

だが、いつも不満がのこる場面でもある。

それは、納棺の際の旅支度

代表的なので言うと、額にあてる三角の布の類い。

黄泉の国への長い旅路

旅支度は必要かもしれないが、今どき手甲、脚絆はないだろうと思ってしまう。

私が棺に納まる時にはそれだけは避けてほしい、、、格好わるいから。

で、自分の時の事を考えてみた。

私があちらの世界に持っていきたいものリストは以下の通りである。

テーラーロンドン製のフルハンドメイドスーツ

・・・特異体型の私にもピタリと合う、日本の技として遺したい職人技のスーツ

ボールパークドットコム社製　メイプルバット

・・・野球について、、今となってやり残した感がするので、向こうで練習したい

久保田スラッガー製　KSG-L5　辻モデルグラブ　磯貝スポーツ型付け

・・・ずーっと外野手だったので、内野のしかもエキスパートしか使いこなせない

グラブを操りたい

マラソンシューズは、、、いらない

・・・あちらに行ってまで走りたくない

道中の食べ物は、

やはり生牡蠣・・当たって倒れるほど食べてみたい

デザート・・甘い物であればなんでもok　ケーキ、あんこ、アイス、プリン、、、

酒は・・ウイスキーはジョニ黒の５０年代、日本酒は　夜明け前　の長期熟成、

・・・コニャックはオタールのフランソワ１世

これで、贅沢な食卓になる

音楽は、

ロブロフォン・マタチッチ指揮の　ブルックナー交響曲第八番

・・・人生を感じる　第３楽章をお経の替わりにに聴きたい

ユーミンの　流線型80

・・・ロッジで待つクリスマス　いつ聴いても泣ける

本は、

三島由紀夫　豊穣の海　四部作

・・・日本文学の海、言葉の海にどっぷり浸かる

恋愛小説ならなんでも

・・・胸がキュンとするやつ

これだけあれば、長い旅路、あちらの世界でも退屈しないだろう。

（それにしてもこの世に未練タラタラだな）