2018.06.22
伊峡の指
長野駅前に用事があり、昼飯の店を探していると開店の花がある。
いきなりステーキ
のオープンらしい。
長野の他の店舗をみても常に行列ができているので入らずじまいだったのだが、
オープンしたてのせいか誰も並んでいないので入店してみた。
20代は毎日肉でもいいくらいで、事実南米放浪の時期、アルゼンチン滞在
21日間で20日ステーキを食べたときほど幸せだったことはない。
だが、歳を重ねると嗜好はかわり、日本酒が好きになるとともに魚を好んで食べる
ようになった。
日本人だなあ、と感じていたのだが、50歳を過ぎたあたりから?また肉を食いた
くなってきた。
リブロースの300g 以上
ザ 肉である。
値段の割に味も上々、なるほど流行るわけだ。肉好きにはオススメの店である。
ひとつ、気になったのが店員がつけているマスク?。
近年、いろいろなところで見かけるようになった、自分のツバがとばないように
口の前を透明なプラスチックでガードするアレ。
鉄板がジュージューに熱くなっているステーキなのだから、豪快にたべる店なの
だから、ワイルドに行きたいところである。
まあ、いまの時流には合っているのだろうけど。
あの、
神保町の「伊峡」を思い出した。
「ラーメンおまちどう」
とおばちゃんが器に親指を引っ掛けて持ってきてくれる、その親指はしっかりと
スープに浸かっていた。
たくましい、昭和のラーメン屋だったなあ。