2018.07.20
流れ
高校野球も大詰め、準々決勝が行われた。
松商学園 対 岡谷南高校
松商学園が、いかにエースを温存して次の準決勝、佐久長聖と戦うか、、、
と誰もが予測していたが、まさかの岡谷南高校の勝利となった。
改めて、高校野球は面白いし、恐ろしいなと思った。
勝敗を分けたのは一言で言ってしまうと「流れ」だと思う。
140kmの剛腕投手だとか、打率6割を超える強打者、などなどチームの実力を
示すデータは山ほどある。
だが、数字では表わせない、しかも目にも見えない「試合の流れ」というものが
勝負の行方を左右することがある。
この試合、松商学園はエースを温存して2番手投手が先発したが打たれ、3番手
投手がリリーフしたが打たれ1、2回で4点を挙げた岡谷南に流れが一気に傾い
てしまった。
そうこうするうちに、松商学園には「あせり」が出てきてしまって、そのあせりは
チーム全体に伝染していき、ますます流れに抗えなくなってしまった。
この「あせり」も目には見えないがとてもよく感じるもので、周囲への感染力も
強力だ。
勝負事は見えないものを見るチカラ、もっと言えば、見えないものを感じて予測する
チカラが勝敗を分ける大切な要素のひとつだと感じた。
それにしても、切ない。