2018.09.4
武士の情け (U18)
U−18野球 アジア大会
甲子園100回大会直後ということもあって、予選リーグから試合をみることにした。
初戦は 香港代表
中継をみてこれはマズイと思った。
ピッチャーの球速が100km程度、昨日までみていた高校野球の地区予選より
遅い球なのである。
当然打つ、打つ、打つ、打球が早くて捕れない、捕れない、、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、捕れない、打つ、捕れない、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、打つ、、
で、26対0
おそらく、そこらへんの県立高校でも勝てるだろう相手を手抜きすることなく
全力で叩きのめした。
格下相手だからといって手を抜かずに、つまり香港代表のプライドを傷つけること
のないよう「武士の情け」で戦ったということだろう。
(「武士の情け」は相手を見下すことなく、全力で戦うことを意味すると解釈し
ているので)
しかし、どうだろう。
みていて、率直にかわいそうだと思ったし、あまりの打球の速さに危険を感じた。
相手は「武士」ではない。
国際的には「アンリトンルール」があるように、完膚なきまで叩き潰すことをよし
としていない。
もっとも、今回はアンリトンルールはしっかり守っているのではあるが、もう少し
手を緩めることはできないものだろうかと思った。
あのレベルの選手であればうまく打ち損じることもできるはず、それも国際大会、
もっと言えば、野球の国際化につながる視野の広い試合の運び方だとは言えない
だろうか。
いえないだろうなあ。そういう指示は監督はできないあろうなあ。