2016.06.3
I は国境をフら(ry その1
ご無沙汰しております。技術Gの金澤です。
今年も去年に続いてGWに海外逃亡を謀って参りました!
スペインです。情熱の国スペインです。
オラ~!アミーゴ~!!
スペインでは英語はあまり通じないらしいですが、
(一応スペイン語の本を買いましたが、10ページくらいで放り投げました)
まぁ、なんとかなるでしょう。
さて、前回のイギリス逃亡で預金口座がスッカラカンになりかけたので、
今回はとにかく安く!安く!!安く!!!を目指しました。
手続きが面倒な航空券以外は全部自分で手配しました。
と言ってもホテルと電車くらいなのですが…。
それでもネットで全部予約できちゃうなんて、便利な世の中になったものです。
さらに、財布を盗まれても良いようにダミーの財布を用意。
中には100万円札を入れておきました。おもちゃのアレ。
さ、準備万端です。
夜行バスで6時間かけて新宿に行き、
電車で成田空港第一ターミナルまで3時間、
そこから飛行機で15時間。
文字通り丸一日移動という…。
それでもなんとかやってきましたバルセロナ。
まだ明るいですが、これでも19時半過ぎです。
サマータイム中です。
空港駅からバルセロナ市街へ移動。
「あ、山がある」
電車の車窓から遠くに山が見えました。
前回のイギリスはほぼ丘でしたのでね。
山があると親近感が湧きます。
ホテルは駅から徒歩5分。楽チンです。
ちゃんと予約も取れていましたし、
英語も通じましたし、全く問題ありませんでしたよ!
せいぜい1Fが2階であることに気づかず彷徨ったくらいですか。
そう、向こうでは1階がG(グランド)で2階が1Fなんですよね…。
街に繰り出そうかとも思いましたが、
疲れていたので夕食も食べずに即寝ました。
ばたんきゅ〜。
バルセロナは
高級住宅街のある新市街、
昔の町並が残る旧市街、
美しい建造物が多数残っているエシャンプラ地区、
オリンピックのメイン会場であったモンジュイック地区
の5つに分かれています。
昼には次の都市に移動だったので、
見るものを世界遺産のサクラダファミリア1つに絞りました。
サクラダファミリアはエシャンプラ地区にあります。
生憎の雨模様でしたが、ホテルから地下鉄1本で移動は楽勝。
地下鉄では券売機の近くを
紙コップを持った怪しい男がうろついていましたね。
やたらと紙コップにチップを入れろとせがんできました。
券売機の使い方を教えたからチップくれ
切符の取り出し方を教えたからチップくれ
改札の通り方を教えたからチップくれ
ということまで逐一教えてチップを欲しがる人でした。
当然「NO」で一蹴ですが。
まだ開場まで時間があるので、朝食にと立ち寄ったカフェ。
朝っぱらからビール頼んじゃいました。
というかカフェインを胃が受け付けないので、
店員から
「コーヒー?ビール?」
と聞かれたらビールと答えるしかないのですが。
ということでハンバーガーにビールというセレブな食事。
車で移動しないって素敵。
お会計って英語で何て言うんだっけな
あぁ、「チェックプリーズ」で良いのね。
で、お会計が
え!?
1ユーロ130円くらいなので…朝食で1700円ですか!?
ハンバーガー1つとビール1杯で?
ビールが4ユーロで、ハンバーガーが5ユーロ、残りは?サービス料??
新宿歌舞伎町でのデジャブが。席代がやたらと高い。
どこの国でも客引きにはついて行かない方が良いですね。
どう見てもスペイン人じゃなかったしなぁ。
椅子をバシバシ叩きながらまくし立ててくるんですよ。
みたいな感じで。
人生で一番セレブな朝食でした。
となりの席のサンフランシスコ出身の女性も「高いよねー」って言っていました。
こういう事がきっかけでお隣さんと会話が弾むのは嬉しいことですが。
二度と観光地のカフェには入るものか。
オナカスイタ。
で、その店の向かい側にあるのがサクラダファミリア。
スペインの建築家アントニ・ガウディが設計、
生涯を捧げた聖堂です。
1882年着工。
クレーンが見えるとおり、まだ完成していません。
2026年の完成を目指しているのだとか。
建物のそこかしこにキリストの彫刻があります。
キリストの誕生と受難の物語が彫刻で表現されているのだそうです。
キリスト教の聖堂なのにデザインはイスラムっぽいなぁと感じました。
中に入って上まで登りたかったのですが、
当日券の販売は4時間後だと言われ…。
4時間後には電車で次の都市に移動しなければならず泣く泣く諦めました。
ちなみに、工事費用は拝観料で賄われているんですって。
腹いせに、がっかりアングルでお届けします。
右の建物がサクラダフェミリア。
札幌の時計台もこんな感じでしょうか?
行ったことはありませんが。
時間が余ったので別のガウディ建築を見に新市街へ移動。
グエル公園。
1900年着工、1914年竣工。
グエルという人がガウディに依頼した都市開発プロジェクトで、
当初60戸の住宅を建設する予定でしたが、売れたのは結局2戸だったそうです。
買ったのはグエルとガウディの2人…。
しかもガウディの死によって未完成のまま公園だけが残ったとのこと。
どっかのニュータウン計画のようだ。
雨が降っていたので傘売が大量発生!
傘を持っていない人は執拗に声をかけられます。
こういう時はスペイン語がわからないのは良いですね。
何言われてもとりあえず「NO」と言っておけばOKですし、
向こうもこっちが言葉通じないとわかると諦めます。
ヘタに言葉がわかってしまうと
断ったことへの罪悪感が生まれてしまいますので私は。
公園をぐるっと回ってガウディ邸の入場口。
そしてまたチケット販売は4時間後…。
ちなみに新市街の町並みはこんな感じ。
妙にヤシの木が多いバルセロナ。
曇りのせいでちょっと地味な印象を受けました。
まだまだ時間が余っていたので旧市街に行ってみることにしました。
新市街の町並より旧市街の方が断然好きです。
人だかりが出来ていたのでふと見上げると…。
これは何でしょうね。
営業Gの関東エリアあたりの人に聞いてみないと!
市場があったので行ってみました。
賑やかな感じが良いですね。
肉と乳製品です。
吊るされた燻製肉はその場で削いで売ってくれるのでしょうか?
魚です。
さすが情熱の国。魚も生き生きしていますね。
だが、お前はもう死んでいる。
果物。
実にカラフルです。
その場でジュースにしてもらえたりします。
しかも安い。
手前に見えるイチゴは1パック1.99ユーロ。260円くらいで買えます。
ニホン高いデース。
お菓子です。こっちもカラフルです。
1m3コンテナに放り込んで加熱!
という光景がふと。
ちょうど惣菜が売っていたのでお昼ご飯用に買ってみました。
値段に応じてタッパーに色々詰めてくれるようです。
スモールサイズ6ユーロを頼んだのですが…
す、スモー…ル?
これ、底にトルティーヤが敷いてあって、上にライスが乗っています。
さらにその上にアボカドサラダ、トマトソースで煮た豆、
野菜サラダが乗っていて、チーズがかけてあります。
これでもボリューム満点な上からトドメの骨付き豚肉が。
重いです、腕にも胃にも非常に重いです。
しかも骨付き肉をフォーク1つで食えと。
朝食は一体何だったんだろうと思えてくるコスパです!
近くにゆっくり座って食べれそうな場所がなかったので
(レストランのテーブルはありましたけど)
地下鉄のホームに座って食べていたら乗降客の視線が痛かったです。
が、気にしたら負けということで。
生きるためには食わねばなりません!
味は良かったですよ!!
オナカイッパイ。
ちょうど高速鉄道の時間も迫ってきましたので、
バルセロナはこのくらいで。
スペイン国鉄のチケット。ネットがあれば日本で買えます。
現地で買うよりネットの方が安かったりします。
しかもPDFが送られてきて印刷して持っていくので
バーコードの写真を撮っておけば携帯を見せるだけでOK!
便利だなぁ。
雨のせいで景色が深く印象に残った感じはしなかったバルセロナですが、
ガウディ関係のチケットが買えなかったおかげで
当初の予定以外に色々回れたので、その点は良かったかなと。
ま、旅の本番はこれからですよ。