2010.12.30
年末雑感
龍馬伝でここぞというところで必ず流れる 「想望」 という曲がある。
その地鳴りのような低音の始まりを聴いていると、日本が武士の世の中から近代国家へと劇的に時代が変わる地殻変動の響きに思えてならなかった。
平成22年が終わろうとしている。
今年一年はどういう年だったのだろうか。
簡単にいってしまえば「回復の年」と言えるだろう。
昨年の悪夢のような一年からの回復である。
だが、本当にこの一年がどういう年であったかわかるのは、あと何年も先にならないと答えが出ないと思っている。
いや何十年も先に、あの時代はああだったと歴史となって語られるものなのかもしれない。
時代が動いている。
それは始まったばかりなのか、もうかなり動いてしまったのか、この先どこへ行きつくのか、
今年と言う一年はそのどこに位置することになるのか、、、
ひょっとしたら、もう黒船は来ているのかもしれないし(リーマンショック)、これからもっとすごい天地がひっくり返るほどの出来事が黒船として起こるのかもしれない。
この時代の歴史を評価する日が楽しみである。
がしかし、そこまで生きていられるかも分からないわけで、
自分たちはその歴史を創る責任ある一人として正しいと信じる道をあゆむのみである。
そのうちに龍馬のような人間が出てきて
円高じゃ、円安じゃち 騒いでる場合ではないき、
もう 日本も アメリカも 中国も 無うなってしまうがじゃ。
などと言い始めるのかもしれない。
そんな歴史に立ち会える事ができるなら、その時には再び 「想望」 が頭の中を駆け巡ることだろう。
了
今年一年間 COSMOS を読んでいただきました皆さま、ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。