2013.08.3
魚の身をおいしく食べるには‥‥
「魚の頭と尻尾はくれてやれ」 相場の格言にこんな言葉があります。
相場の高値・安値を魚の頭・尻尾に例え、全部食べるのではなく、頭の天井と底値の尻尾は他の投資家に食べさせて、真ん中のおいしい部分を食べるのが儲けるコツという意味だそうです。
昨今のアベノミクス相場で賑わっている日本株式市場、上昇相場はいつまで続くのか?
会社の401kが2010年3月に始まって最初に迎えた大相場、関心も高まっているようなので分かりやすく? つぶやいてみようと思います。
401kの仕組みは↓をどうぞ。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/kyoshutsu/gaiyou.html
現在会社で運用している401kのラインナップとその特徴は
1)スーパー定期:銀行定期預金
2)年金博士5年・10年、MMF:ほぼ値動きなし。1)より高利回り
3)日本債券:社債。1),2)より高利回り、稀に元本割るときあり
4)海外債券:海外通貨建ての債券。ドル・ユーロ高、円安で利益
5)日本株系:日本株で運用。株高で利益
6)外国株:為替・株の両方が影響。ドル・ユーロ高・海外株高で利益
7)バランス系:それぞれを混合したもの。割合でリスク変動
およそこんな感じです。
長期的な円安論を支持しているので私は4は外しません。
また上記の特徴から、上昇相場で4,5,6を下落相場で1,2を持てば容易に増やせそうですが、そうはいきませんよね‥‥
未来のことは誰にも分かりません。しかし過去動きを見る事である程度予想する事は出来ると思います。
そこで組み入れている人の多い日本株で見ていきましょう。
日経平均10年チャート。
これはヤフートップ画面から、ファイナンス–日経平均株価–チャート–10年で見る事が出来ます。
・ リーマンショックのあった2008.10から急激に下げている。
・ 会社の401kが始まった2010.03の株価は10,000円位
・ 2013.12よりアベノミクス相場が始まり、現在まで上昇が続いている
などが読み取れます。
また現在多くの人がプラスなのはスタート時期が恵まれていたからとも言えます。
リーマンショック前の2007頃購入していたと考えると‥‥
いずれにしろこれくらいのリスクがあるものとして取り組んで下さい。
さて本題のどこまで上がるかですが、具大抵な数値予想は難しいです。
種々の指標を用いてもおそらく当たりません。
ただ株価は「市場参加者の総意」であり、「みんなが下がると思えば下がるもの」と思っています。
なので下げてきてから売れば良いとの観点から、上記チャートで2ヶ月連続陰線(月初値より月末値の方が低い青い線)が出たら相場が転換したと判断します。
6月にあったような短期的な戻りを乗り越えて2年位の緩やかな上昇相場を期待しますがどうなるでしょう?
ところで冒頭の格言を今回のアベノミクス相場に当てはめてみると、尻尾の部分は2012.11頃の8,500円付近、ここで買えた人はほとんどいないと思います。
当時はまだまだ下がるような相場感でしたからね。
また近い将来現れるであろう頭の部分で売れる人もほとんどいないと思います。
「くれてやれ」とは良く言ったもの、的を獲ているとは思いませんか?
私たちも古人の知恵に倣いおいしい身を食べていきましょう。
それでは良いトレードを!
営業G 尾崎