検索はするな。

変わった本の題名である。

内容も、ちくわの穴とドーナツの穴は違うのか

といった章から始まるけったいな本だが、実はこれが面白い。

著者はワイキューブ社長の安田佳生さん。

ワイキューブは新卒の学生採用の支援から始まって、中小企業の経営を応援する企業で、近年注目されている企業である。

私も地下にバーがあるおしゃれな本社を案内されたり、求人活動をどのようにサポートするのかを聞かせてもらったことがある。

安田社長についてもいろいろなメディアに登場しているし、年齢も一つ違いということで、常にその言動には注目をしていた。

いきなりちくわの話で何だろう？

と思いつつ読み進めてみたのだが、言葉は平易でたとえ話が分かりやすく、いちいち　「なるほどな」　と感心してしまった。

検索はするな。

とはつまり、わからないことがあるとすぐに何かを調べてその答を導き出そうとするが、実はその答は自分の頭の中にある、ということである。

この本から　「自分で考えることの大切さ」　と、　「物事の考え方」　を学んだ。

もっとも、この本にあるように、アクションに結びつく理解にならないと、学んだことにはならないのだが。