2009.09.29
茶番
久しぶりにこの言葉が頭の中に浮かんできた。
JR西日本の脱線事故を調査していた、鉄道事故調査委員会の調査内容が
事前にJR西日本側に漏れていたというのだ。
本来中立の立場で調査を行わなければならない委員会が、JR側と何回も会食を重ねていたことも不思議であるが、そこへ来て情報の漏洩もあったのだから、茶番と言わずしてなんといえばよいのだろう。
しかし、よく聞いてみたら、調査委員会のメンバーももとはといえば、国鉄の出身者でつまり
お互いに元同僚なのである。
同僚に甘くなるのも心情、食事をして懇意にするとなおさら甘くなるのも心情。
いかにも日本的な心情が働いている気がする。
人のことばかりは言っていられない。
自分の会社を顧みて、同じ 「茶番」 が起きていないか、しっかりと見定める必要がある。
みすず工業では、廃棄物回収時の安全確実な作業が行われるよう、専任者が回収現場の
「安全パトロール」 を行い、作業手順に則った作業が行われているかをチェックして回るシステムを作っている。
身内が身内をチェックする、間違いを正すというのは大変に勇気のいることだ。
しかし、だめなものは厳しく改める。
そういう姿勢がないと、真に安全確実な信頼される仕事はできない。
仕事の上では 「それだめだよ!」と声を掛け合い
飲むときはとことん飲み、足四の字固め を掛け合う (ザ・デストロイヤーも知らないだろうな)
そんなメリハリが、私の求めているチームカラー
「家族的なつながり」 と 「規律あるチームワーク」
である。