2009.11.20
減らす人
目に見えないものを減らす。 会社の利益、自分の生活を我慢してまでも減らす。
これほど困難なことはない。
目の前に果実がありながら、その果実にかぶりつくことができない。
もし、その目の前の欲望を満たすのであれば、人類はいずれ滅びるのであろう。
植木等ではないが、分かっちゃいるけどやめられない。
それがCO2の削減問題だと思う。
われわれの業界団体である 全国産業廃棄物連合会もこの問題に真剣に取り組み始めている。
その実行部隊となる、青年部協議会の会議において、CO2マイナスプロジェクトのキックオフ会議が行われた。
まだまだ、執行部のみが張り切っている状態ではあると思うが、多少フライング気味でもやってみればよいと思う。
それが、アクティブに動ける青年としての特徴なのだから。
会議の中で何人かの人からビデオメッセージを貰ったが、その一人、
国立環境研究所 でコンピューターシミュレーションによる、地球温暖化の予測を行っている
江守氏のメッセージによると、
現在は自然が吸収するCO2の量の2倍が排出されている
将来的には、25%どころの排出減ではなくて、
人類の活動から出る排出量自体をゼロにしなければ成らない
と述べて、それを実現する社会は
「次なる文明」 ともいえる世界であるとのことだった。
次なる文明、、、改めてこの問題の大きさを感じる言葉だった。