2009.11.24
美人
子どもの影響で、テレビドラマをみることが多くなった。
天地人 に続き、 日曜劇場 JIN 仁 を見始めてしまった。
娘がチャンネルを変えたので、なんとなく画面を見ているうちに引き込まれてしまうようになったのだが、
ストーリーもさることながら、惹きこまれてしまったのは
野 風 のかぜ
中谷美紀演じる、江戸吉原きっての 「呼出し」 つまり 花魁(おいらん)である。
10歳で吉原に売られ、脱走を企てたりして、吉原での生活を否定し続けた彼女であったが、その生来の気の強さはお前の武器になる、と諭され、ある日吉原で生きていくことに覚悟をきめ、吉原一の呼び出しに成長していくのである。
気にいらない客には見向きもしない、その冷たい視線はゾクッとするものがあり、キレイを通り越した凄味があって、どこか陰の付きまとう彼女の儚い人生もあいまって、つい見とれてしまうのである。
今年は、天地人のお船 (常盤貴子)といい 野風といい昔の人に惹かれる。(着物好きということか)
いや、着物以外でも美しい人はいる。
その代表格が アウンサンスーチー
ミャンマーの民主化運動の星である。
彼女の意志の強さ、知性というものが彼女の内からにじみ出てくるような美しさに強烈に惹かれる。
お船や野風にも通じるものがあるが、上辺の奇麗さだけではない内なる美しさというものがないと
人間 魅力的にはならないものだと思う。
そういえば 野風 は娘の名前
野 恵 のえ
に似ている。
3月生まれ 早春の春を告げる野の花の恵み、長野の恵みの意をこめて私が名づけた。
野恵も性格はきついが、さすがに花魁には成らないだろうが、、、、
内なる美しさをもった女性に成長してほしいものだ。