2014.07.1
ZEROへの道程 ースイッチー
俊足の大型スイッチヒッター林選手 (スイッチ=左右両打ち)
2年生に進級しても、その実力は隠されたままであった。
私の高校時代、3人の監督に指導を受け、夏の大会は3回とも違う監督で戦った。
で、2年時の監督は、永年コーチをやっていた大先輩。
実は現在もなおグランドに通い続けている、人生の全てを長野高校野球部に捧げた
と言って過言ではない人だ。
が、監督業となるとちょっと訳が違う。(情熱だけではだめ)
この監督の下では、あまりの指導ぶりにキャプテンが練習をボイコットするなど
様々な事が起きた。
そんな事もあって、2年生の春、そして夏はあっけなく終わってしまい
いよいよ、我々が最上級生となった。
夏練も終わり秋の大会(新人戦)へ
さすがに一応レギュラーとして大会に出場する事ができた。が。
8番レフト林君
野球にはライパチ(8番ライト)つまり打てないし守備も下手、チームで1番ダメな
選手の代名詞があるが、
現代野球においてライトは重要なボジションなので、現代のライパチは
8番レフト である。
そして大型スイッチヒッターは、鳴かず飛ばずとなり、打てなかったので
それでもまだ左打の方がまし
ということで、秋季大会は左打席に専念していた。
一回戦こそ勝ったものの、二回戦で普通の公立高校にころっと負けてしまった。
私は無安打。
ライパチ君そもののだった。
監督の指導は相変わらず、そして選手の士気も一向に上がらずイヤーなムードの
チームであった。
が、実はこの監督に私は大変感謝している。
チームの指導力は皆無であったが、監督のたったひと言が私を救ってくれたのだ。
「右で打ってみたらどうだ。」
一年半ぶりに、右で打ってみた。
さて、その結果は。。。