2015.01.23
期限せまる
イスラム国の予告期限まであと数時間。
日本国は究極に難しい選択を迫られている。
テロに屈しない国際協調路線で、身代金を支払わないのか
人命第一で支払いに応じるのか。。。
拘束されている二人の関係者の心労はどのくらいのものであろうか。
実は、我が家でも似たような経験がある。
ジャーナリストの端くれだった兄が、ロシアとチェチェン共和国の争い
「チェチェン紛争」の取材に行った時のこと
ある日突然、実家の母に共同通信社から電話が入った。
「林克明さんのご実家ですか?ただいま林さんがロシア軍に拘束されたという
情報が共同通信社に入りました」
年老いた母はどれだけ驚いたことだろう。
私も、まあ不法ルートでチェチェンに侵入しようとしたのだし、本人は
覚悟の上だと理解はしていたが、
まだ幼かった一人息子のことなどを思うと、心配であった。
そうはいっても、ロシアはまだ常識の通じる国で、10数時間に及ぶ厳しい
尋問はあったものの、数日後兄は釈放された。
今回の相手は、常識などは通用しない、とんでもない連中だ。
私も多くの決断をしなければならない、小さな組織のリーダーの一人として、
成り行きを注目している。
あとは安倍首相の決断に委ねるしかない。
我が国のリーダーはどのような決断を下すのであろうか。