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2015.03.2

ZEROへの道程 ー指名手配ー

自堕落な米国生活。

悔いは全くないが、気ががりなことがひとつだけある。

よくアメリカの犯罪ものの映画などに登場する

身長を示す横線を引かれた前にたって、正面からと横からの写真

私の写真も保管されているのだろうなあ、、ということ。

 

休みのたびに様々なところへ観光しに行った。

リトル東京、ドジャーズスタジアム、ユニバーサルスタジオ、ラスベガス、ベニスビーチ、ラグナビーチ、サンタモニカビーチ、サンタバーバラ、グリフィスパーク、サンフランシスコ、マジックマウンテン(遊園地)

そして犯罪者リストに載ったサンディエゴ

 

とにかく長期の観光旅行のようなものである。

一応授業で英語は勉強していたし、旅行の英語など、そもそも特に不自由はしない

ものだ。

よく、英語を上達するには金髪の彼女を作ること

などと言われるが、金髪どころか黒髪(日本人)でさえ彼女などできなかった。

(狭い世界なので、日本人同士のカップルは正直多かったが)

 

百歩譲って、彼女はできなくとも、細かいことを気にしないおしゃべりな人

でないと英語は上達しない。

文法などどうでもいいから、喋らないと英語はうまくならない。

間違った文法で話したら恥ずかしい、

人と喋るのが基本好きではない、

林君は英語が上達するわけがなかった。

 

で、ひらすら日本人と観光していたのだ。

写真で振り返ってみると、どこへ行ったのか思い出すし、当時は自由気ままで

多分楽しかったのだろうが、、、、

自分の中に、何も残っていない気がする。

 

おそらく、体の中に染み込んだ野球人魂とでもいうべきものがそれを許さない

のだろう。

苦労した練習の果てに掴む喜び

みたいなものでないと何か物足りない気がするのである。

 

指名手配?サンディエゴ?

ゆうじ君と二人、夜景でも観に行こうと岬の先端までドライブがてら行こうと

したら進入禁止だったらしく、捕まったのでした。

あの時は本当に留置場にでもぶち込まれるかと思って肝を冷やしたが。