2015.08.1
ZEROへの道程 ー三人旅ー
南米、自由きままな一人旅。
元来何をするにも一人が好きなので、ずっと一人で旅したいと思っていた。
恐れていたのは、日本人をはじめとするバックパッカー(リュックひとつで貧乏旅行
をする人々)
ここ、クスコにも大勢の日本人バックパッカーがいることは知っていた。
日本人は群れる。
同じ安宿にたむろして、いかに自分が安くてキケンな旅をしてきたか、に価値を
重んじる風潮がある。
それが嫌で、日本人が集まる宿には泊まらなかった。
が、ある日まちなかのレストランで遅い昼食をとっていたところ、
「日本人のかたですか」と二人の女性から声をかけられてしまった。
純子さん 28歳人妻 ペルーで26カ国目というツワモノ
洋子さん 27歳独身 ディスプレイの仕事をしている
ふたりとも別々に旅行をしていてこのクスコで知り合ったのだという。
わたしも、すっかり意気投合、、、したわけではなかったが、ここから先、
チチカカ湖のまちプーノまでの道中がかなりキケンとの情報もあり、ボディーガード
がわりに一緒に旅することとなったのだ。
そして、
28歳の人妻と27歳の女性と3人でベッドを共にしたチチカカ湖では
生涯忘れ得ぬ体験をすることになる。
この度のクライマックスともいえるだろう。
(そのはなしはもう少しさき)