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2016.02.2

ZEROへの道程 ー十月十二日ー

十月十二日 今度は役者

11時くらいにホテルを出て、とりあえずアルマス広場へ行った。

そうしたら運よく民族舞踊というか、スペインおどりみたいなのがはじまるところ

だった。いわゆるフラメンコのいしょうを着た人や、その他民族いしょうを着た人が

次々におどっている。ちょうどどこかの国からか客が来ていたからみたいだった。

せっかくだからその花やかな服をきた美人と写真をとろうと思ったが、その勇気は

なかった。ああ、せっかくのチャンスを、それもすごい美人ばっかりだぜ。でも美人

ゆえにしりごみしたというわけだ。

今日は休日だろうか。人の出が昨日とかより多い。

やっぱり休日だ。店もあいていないし、博物館をまわろうと思ったがどこも閉まって

いた。

ぼうっとアルマス広場へ向かって歩いていたら、一風かわった青年がむこうから歩い

てきた。へんなやつ と思いつつ、すれちがった。そしたらワンテンポおくれて、

オラ!と声がかかったからこっちもオラ!といった。そこから話ははじまる。

画家の次は役者だ。オレと話したいといってきた。

ほんのちょっとの英語ではなしかけてきた。どうみても売れていないエンゲキ青年だ。

なにやらわけがわからず、相手もビールのんでちょっとよっぱらっていたらしいが、

彼の家へ行くことになった。

画家は家も近いし安心だったが、今度はかわった青年でしかもバスで30分もかかる

郊外だという。ちょっとあぶないかなと思ったが、どろぼうで もともと とついて

いった。なるほどバスでかなり行ってそこからまた歩いた。

家はふつうの家で中級と言えると思う。SISTERとその子供がいた。これで安心した。

スパゲッティを作ってくれた。めんはオレがゆでたのだが、兄弟にいわせてみると固い

というのだ。ちょっとゆですぎたと思ったのに。スパゲッティを食べてみるとやけにあ

まい。さとうとしおをまちがえたらしい。でもはらがへっていてうまかった。

そのあとりんごとさかなのかんづめで作ったスパゲッティは面白い味がした。

SISTERも気さくな人でパンをやいてくれたり、ごはんをあまいミルクでゆでたものを

くれたり、うれしかった。ほがらかな人でいつもにこにこしていて、ああいう人がいつ

も横にいてくれたらなあとつくづく思った。

 

あの家の構成がよくわからなかった。SISTERのだんなは?おやじは?おふくろさんは

死んだといっていた。写真を見せてもらったが笑顔のにあうやさしそうな人だった。

やっぱり人間笑顔が一番大切だしいちばんわかりあえるBODYLANGUAGEだと思う。

今日もエンゲキ青年のおかげで充実した一日をすごすことができた。チリ人はいいなあ。

役者の名は RICARDO ROJAS TORO

 

今日は 785ペソ(2.53ドル)

チリ計 83.00(13.83ドル/day)

総計 543.00(21.73ドル/day)

 

バス 70×2  ジュークボックス 10

アイス 130  ソフトクリーム60×3  ジュース85 ジュース240

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1989年10月12日 23歳当時の日記原文 まま