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2016.11.15

或るママ

長野市の繁華街、権堂の雑居ビルの4階にその店はある。

 

古いビルながらも小綺麗な内装で、夜な夜なオヤジたちがやってくる。

酒が進むとオヤジたちの話が弾み、気分が高揚したついでに歌を歌うようになる。

ひととうりカラオケは揃っているものの、この店でカラオケをするのは野暮と

いうもの。

なぜならば、この店ではママのエレクトーン伴奏で歌うのがオツなのだ。(私はオツ

ではないが)

 

この店には先代の社長(私の父)がよく訪れた。

なので、私もそれについて訪れていたが、それも先代が生きていた15年前まで。

以降はパタリといかなくなってしまった。

 

そんな思い出となっていた店が開店33年をむかえ、盛大な集いが開かれた。

高級クラブではないのだが、なぜか政財界から多彩な人が集うだけあって顔ぶれも

見事、何人かの挨拶もそれぞれも想いが詰まった聞き応えのあるものだった。

 

この世界で店を継続していくのは並大抵のことではない。

時には仕事柄蔑まれたことも多かったであろう、不景気も経験したであろう

それでも33年続けてこられたのはなぜだろう。。。

 

答えはママの生き様 に尽きる。

一つの道をやり通すということは尊いことだ。

sasteen

これからもエレクトーンの音色は響き渡る。