2020.04.10
誰のために咲く
緊急事態宣言が発令された
からではなく、予定通り人間DOCに入った
この2日間で日本中は様子が変わってきたようだ
法律における宣言とはいえ罰則もなく、都市封鎖といった強硬手段でもない
わけだが、一段と行動が自粛されたのではないか
あらためて日本人の真面目さ、一致団結さが問われる場面だ
さて、人間DOCは待ち時間が長い
(糖負荷検査など甘いジュースを飲んで1時間後、2時間後に採血をするだけ、とか)
暇に飽かせて窓の外を眺めると、ここ松代病院の周りの桜は今、まさに満開だ
こんなにも満開なのに、さぞかし花見の人は少ないんだろうなあ、、
もったいないなあ、、と思う
が、同時に桜は別に人に見てもらいたくて咲くのではない、、、という言葉
があったな、と検索してみた
百花春至為誰開
百花春に至って誰が為に開く
(碧巌録 第五則 雪峰尽大地)
へきがんろく、せう中国の仏教書にある、禅問答?のようなはなし。
花は誰のために咲くのだろうか
別に人に見てもらうために咲くのではない
季節が来たら、生きていたならば、ただただ咲くのだ
そこに深い意味はない(意味をつけたがるのは人間の勝手)
自然でいいなあと思う(摂理というやつか)
この世の中も、コロナが去って、時が来ればそこかしこで花が咲き始める
そうあって欲しいものだ。