2022.04.7
三つ子の魂
無人島に持っていく本を2冊あげるとすると
1.豊饒の海 四部作(三島由紀夫)
2.坂の上の雲(司馬遼太郎)
我が人生の中であと何回読み返せるかわからないが、現在は
「坂の上の雲」を読み返している
すると、ロシアがウクライナに侵攻し始めた
何から何まで、腹の立つニュースばかりだが、そのロシアの態度というのが
「坂の上の雲」つまり日露戦争当時とさほど変わらないことに気づいた(以下抜粋)
・ロシア人の外交には誠実も誠意も存在しない
・ロシアの官吏がもっとも恐れるのは、その国家の専制者ー皇帝ー
・彼らは常に体内的な関心のみをもち、その専制者の意向や機嫌をそこなうこと
のみを恐れる
日露戦争当時は何もロシアだけではなく、他の国(日本も)だって力で何とか
しようと企んでいたのだが、ロシアだけが変わっていないのである
ロシア革命、ペレストロイカと体制が大きく振れてもなお性質が変わらない
のはなぜだろう、、
もっとも、人のことばかり言ってはいられない
・日本においては新聞は必ずしも叡智と良心を代表しない。むしろ流行を代表
するもの
・つねに一方に片寄ることのすきな日本の新聞とその国民性が、その後も日本を
つねに危機に追い込んだ
三つ子の魂百まで
格言である