2024.03.25
センバツ異変
センバツ甲子園も始まっている
とくに注目の選手がいるわけではないが、今大会の主役といえば、「飛ばないバット」
だろう。
今や、高校生のパワーも相当なもので、ピッチャーライナー直撃による顔面骨折事故
もあり、高野連はバット規制に乗り出した。
で、センバツを見てみると、、、、
高い金属音と共に、外野の間を抜ける鋭い打球や、スタンドに入るホームランが消えて、
内野の間を抜ける、あるいは内野の頭を越えるヒットばかり。
甲子園で試合をしているのだが、目の前の試合は「長野県大会」を見ているようだ。
甲子園レベルでこの打力では、本当に地方大会になったらどうなってしまうのだろう、、
と心配になってしまうくらいに。
予言=これからどうなるのか
初めは慣れなくて貧打戦になるが、そのうちに技術とフィジカルのさらなる進化
によって、打球は飛ぶようになるので、まあ今みたいなことはないだろう。
ただし、甲子園に限って言えば。
地方大会、フツーの高校球児の場合、そこまで技術・体力は極められない=そうそう
ヒットは打てずに、ボテボテのゴロか内野フライの連続になる。
これではやってる本人は面白くない。(観ている人も)
つまり、高校野球は飛ばないバットを克服できる「選ばれし者」の競技となるだろう。
そして高校野球の二極化がますます進み、地方大会と甲子園は別のスポーツになっていく。
その先にあるものは、野球人口の減少。
野球はやるものではなく、高校野球やプロ野球をみて、すごいなあと「観るもの」
「憧れるもの」になっていくだろう。
野球界にとっては明るい未来?暗い未来?
どっちだろう。