2025.03.25
感想文 -氷壁-
本屋大賞本は読みやすいな
直木賞本は読み応えがあるな
が、しかし何かが足りない、、、
「氷壁」を読んでそう感じた。
「氷壁」は井上靖の代表作のひとつで、1957年の発表というから65年前の
小説である。
なので、登場人物の言葉使いや思考や、社会の風潮みたいなものが現代とは
明らかに違う。
古臭い小説といってしまえばそれまでだが、60年以上も読み伝えられている
理由がなにかありそうだ。
自分なりに思うとところは、ビンテージやアンティークのよさに近いものが
あるということ。
林くんがビンテージ・アンティーク好きというせいも多分にあるのだろう、
ウイスキー、革ジャン、時計、、、などなどいづれも現代のものには真似できない
良さ、味がある。
「氷壁」にもそんな昔の味を感じた。
なので、ここで一旦、思い切って時代を遡ってみることにした
つづく