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2008.10.6

地中の碑

女の人に首を絞められてた夢をみていて、「ゲッ!」という自分の声で目が覚めてしまった。時計を見るとまだ2時半である。
何か大事な用事があるときはいつも眠りが浅い。それから朝まで寝たような寝ないような時間を過ごしてしまった。


本日は公害防止管理者水質一種国家試験の日。
懐かしの京王線にのって南大沢、首都大学まで行った。
今回は一科目だけ、それに準備万端だったので、問題を一回見ただけで迷わず回答がわかってしまう圧倒的な理解力を持って100点で合格して、「こんなに勉強しなくてもよかったな」と軽い後悔をするつもりで試験に臨んだ。
が、そんなに甘くはなかった。
慎重に問題文を読まないと答えがわからないものとか、こんな問題がはたして公害防止に必要なのか?と首をかしげたくなるような重箱の隅問題とかがあり結構てこずった。
自己採点をしてみると10問中8問は正解しているので合格ラインの6問はクリアしたが所期の目的は達成できなかった。
試験も一科目だけ午前中で終わったので帰り道に途中下車してみた。
大学時代4年間を過ごしたつつじヶ丘駅で下車して昔通ったラーメン屋で昼を食べようと思った。
なにしろ20年ぶりである。
初めはラーメン屋だけと思ったが勝手に足が動いてしまった。
 昔通ったラーメン屋はある
 あごの骨まで削られて親知らずを抜いた歯医者もある
 初めて色気づいてパーマをかけた美容室はなかった
 駅前を離れて住んでいたアパートに向かう
ちょっと名の知れた衆議院議員の家はあった。相変らす大きなポスターで宣伝をしている、がそのポスターは2世議員に変わっていた。(民主党も2世議員じゃないか。)
4年間住んだアパートはさすがに一軒家となっていた。
あとはあのグランドだ。2年前に移転していたのは知っていたが、どうしてもその場所に行ってみたかった。何か残ってやしないかと。
実際グランド跡地には巨大なマンション群が山のように立ち並んでいた。
やはりグランドの面影はどこにもない。記憶の中にグランドの映像を再生して敷地を一回りしてみようと思った。

Pkinennki064.jpg

半分も周ったところだろうか、小さな記念碑が何本か建っているのを発見した。
ここに明治大学野球部「島岡球場」があったことの碑文とそして、かつてここで育った名選手、「星野仙一」「鹿取義隆」「広沢克己」「川上憲伸」などの手形がレリーフとして残されていた。
よかった、何か残っていて。
しかし、そんな有名選手ばかりが記念碑として残されているのではないことを私は知っている。
東京六大学の星になることを夢見て全国から集まり、そして日々苦しい練習や理不尽な先輩の「しつけ」に耐えながらも友人とともに頑張った選手たち。
そんなわれわれの記念碑は巨大なマンションの地下、地中の碑(いしぶみ)として在るのだということを。
あれから20年。私は成長したのだろうか。