2008.10.14
メイちゃん当番
息子の学校には毎年どこかに大きな動物がいる。 牛、ブタ、犬、そして今年息子のクラスでは山羊を飼っている。
名前は「メイ」
学校の特色ある教育として総合学習に力が入っているのだが、子どもたちの話し合いから
「何をするか」 から始まり
「何かを飼いたい」 となり最後には
山羊か亀かポニーが候補にあがり、山羊に決まったそうだ。
子どもなりに話し合いをして、互いの意見をききそしてコンセンサスを形成していく過程をまず経験する、そして生き物を通して命というものを学んでいくのだ。
休みの日でもメイちゃん当番はまわってくる。
息子を学校まで送っていくと4人が当番で来ていた。
男の子チームがメイちゃんを小屋から連れ出してリードをつけてさっさと散歩させに行ってしまうと、女の子チームは小屋の干し草など掃除をしている。
女の子チームは
「まったく男子は掃除もしないですぐ散歩に行っちゃうんだから!!!」
と怒りながらも一輪車を押しながら干し草を捨てに行っているが、散歩している男子を見つけて、
「少しは掃除も手伝いなさいよ!!!」
と言われて優しそうな男子一人が一輪車を押していた。
うちの息子はというと、知らん顔してメイちゃんを散歩して喜んでいる。
息子よ
お前もそんな勝手なことばかりしているとあとあと大変なことになるぞ、と心の中だけで語りかけた。
小学校3年生にして夫婦の縮図を見てしまった。