2009.02.27
産業廃棄物処理技術等研修会
たいへん、堅い名称であるが、長野県産業廃棄物協会 主催の研修会が年に数回行われる。
本日の研修会は二本立て。
「廃棄物行政を巡る動向について」
「長野県経済の現状と展望について」 であった。
「廃棄物行政を巡る動向について」 は長野県の 環境部 廃棄物対策課 廃棄物政策係長 というこちらも固い名前の担当に来ていただき話をきいた。
要するに、一般廃棄物は減少傾向にあり、リサイクル率は上昇傾向にあり、産業廃棄物の県外流出は増加傾向であり、資源循環型社会の形成に向けた施策 がありますよ ということだった。
「長野県経済の現状と展望について」 は長野経済研究所の主任研究員に話していただいた。
要するにいかにして景気は悪くなったか、いつ景気は回復するのか、景気の悪い時に何をすればいいのかという内容であった。
景気の予測は、著名なアナリストが最新のデータを駆使しても、テレビの聞きかじりで無責任に発言する人でも、誰が話しても一緒だと思う。
ので、あまり信用ならないが一応主任研究員の予測では
1)日本の経済は輸出の回復なしでは回復しない
2)アメリカは過去、大恐慌時代を除くと16ヵ月という景気後退期間が最長
3)現在のアメリカは2007年12月から後退局面に入っている
4)16ヵ月よりも多少長引くとして2009年後半には回復に向かう可能性は大きい
5)したがって日本も2010年1から3月期には緩やかな回復が期待できる
ということであった。
今日の研修の結論は、経済が落ち込んでくると、忙しいのは経済アナリストだけということだ。