2009.08.6
裁判員裁判
裁判員裁判がはじっまった。
裁判員から実際に被告人に対して質問がされたという今朝のニュースを見て、
「どう質問をすればいいかが、むずかしいな。
くだらない質問してもしょうがないし、事件の核をつくような質問をしないと、、」
と感想を漏らしていたら、カミサンが
「あなた法学部出だからそんなこと考えているのかもしれないけど、
別に普通の質問でいいんだよ。ちょっと疑問に思ったことを質問すれば。
事件の核をつくような質問は裁判官がすればいいんだから」
なるほどである。
われわれ裁判員が求められているのは普通の感覚。
裏を返せば裁判官の感覚を補う、または修正するというもの。
ということは、裁判官の主観は絶対正しいというわけではないということだと思う。
先日、受講した法務セミナーの元検察官の講師も、 「凝り固まった正義感」 に支配されている裁判官も中にはいるのだという。
人間だからしょうがないというえばそれまでだが、受験頭だけが良くても人間役に立たないときもあるということだと思う。
頭は使いようだ。
一度は裁判員を経験してみたいと思うが、元来のくじ運の悪さからすると、到底回ってくる気がしない。