2010.11.11
信州大学 社会科学特別講義
時代が生んだ業界とわが社の責任
と題して信州大学で講義をした。
経済学部が毎年計画して、長野県経営者協会がコーディネートして毎年何人かの県内経営者が学生に対して日ごろ経営について思うことなどの講義を行っている。
私もいままで小、中、高校と先生をやってきたが大学の講義は初めてであった。
勝手がわからなかったので偵察にいって、思い切りビビって帰って来てから頭を抱えて3週間、ついにこの日が来てしまった。
まあ、それでもこの3週間でいきなり自分が変わるわけでもないし、背伸びをして話してもすぐに見透かされてしまうだろうから、自然体で自分の言葉で話すことにした。
講義は今回もほぼ満席状態、約350人を前にして始まった。
やはり学生は熱心にメモをとり、真剣に聞いてくれている。わが社の会社説明会よりもずっと真剣さが伝わってくる。
なので話す方も自然と話しやすくなってくる。
人の話を聞くときには如何に聞く方の態度が大事であるかを改めて認識した。
そんなわけで結構力を入れてしゃべったおかげで、
1時間半の講義後半のころには、選挙戦最終盤の立候補者のごとく声が枯れてしまった。
でもそのくらい一生懸命しゃべりたくなる雰囲気を彼ら彼女らが作っていてくれたということ。
講義の終わりには、「最後まで真面目に聴いてくれてありがとう」 と本音を吐いた。
そして自分の大学時代を省みて、「先生に対して、何と失礼極まりない学生であったか」 と反省の弁を述べた。
今回の講義で信州大学の学生さんがどれだけ為になったかはわからないが、
自分にとっては大変貴重な得難い機会であり、かつ大変勉強になった。
講義終了後、教授といただいた 「信大まんじゅう」 がやけにおいしくて、お土産にもいただいてしまった。
しばらくは
信州大学講師
という肩書を使わせてもらうこととしよう。(うそではないので)