2011.03.25
二週間
大震災から二週間が経つ。
この二週間、みすず工業は何を考え、どう行動してきたか。
まずは、安定的な自社の操業。
お客様の依頼があったら速やかに廃棄物の回収に行き、安全作業で収集・運搬して、自社の工場で処理・リサイクルする。
一見、自分の会社の為にやっているやにとられるかもしれないが、それは違う。
大震災で日本中がガタガタになっているこの時、製造業が物を作れなくなってしまうようなことがあってはならない。
我々廃棄物処理業者が安定的に操業することは日本の産業界の下支えとなるのだから、
日本の復興の為に、何があっても操業を止めない、という気持ちだった。
大震災明けの月曜日、部門長を集めてこの思いを伝えて以来、
毎日対策会議を開き、車両を動かすための燃料の確保に努め、工場操業の為の薬品の入荷の確認を逐一とり、処分先の状況と今後の復旧の読みを毎日繰り返して、安定的な操業を確保してきた。
また、会議の中では、自分たちもなにかできる事はないか、、との部門長の声もあり社員から義捐金を募ることとした。
十分過ぎる給料をもらっている人はいないだろうが、義捐金箱を置いたとたんに皆それぞれの財布から、大事なお金を出してくれる。
それは時に大きなお札であったりもするし、昼御飯のお釣りをこまめに入れてくれたりもしている。
みんな人の痛みが分かる、良い社員なんだな、、、
と改めて誇りに思う。
復興どころか、まだ被害の全体が解らないときであると思う。
しかし、 「3.11」 以来
日本は、日本人の生き方は、変わらなければならなくなったのだと思う。