2011.04.20
よるはよる
震災以来、始めての東京出張。
聞いてはいたがなるほど、東京駅に降り立つと路線案内の表示が消えていたり、構内の照明もところどころを消している。
何となく暗いかな、、、といった印象だった。
暗い照明と言うと外国への旅を思い出す。
もう20年以上も前の事になるので余計かもしれないが、南米もインドも、夜町は暗かった。
知らない町のバスステーションや空港に降り立って、蛍光灯の青白い光が薄明るく構内を照らしている風景を見ると、なぜか心細くなったものだ。
インドの安宿を探しているときには、破格値のホテルを見つけ念のため部屋を見せてもらったら、電気が来ていなくて、ろうそくで灯りを取っていて、さすがに泊れなかった事もあったな。
それに比べて、日本は何と明るい町だろう。
夜は夜。
暗くて当たり前、心細くなるほど照明を落とす必要はないが、もっと暗くても全く問題ない。
震災による一過性の節電対策ではなくて、我々日本人のライフスタイルを変える街づくりの一環として、
暗い照明を当たり前にしていく必要があるのではないか。
慣れれば暗いなどと感じるひとは絶対にいないはず。
世界の街はそもそも暗い照明なのだから。。。