2012.05.14
くつみがき
春の陽気に誘われて靴磨きをした。
ご覧の通り、自分ルールに従いひも靴しかない。
元来面倒くさがりやで掃除嫌いのだらしない性格なのだが、こと靴に関しては自分で手入れしている。
というか靴磨きは好きである。
冬の間は雪用(雨用)のラバーソールの靴(上段真ん中)を履くことが多く、他の靴を履く機会が少ないが、これからの季節はほかのお気に入りの靴の出番が多くなる。
ひもをほどき、
保革クリームを人差し指でまんべんなく塗りこみ、
ブラシで均等に延ばし、
ナイロンストッキングでツヤをだし、
ポリッシュ専用のクリームを再度塗り、
ブラシで延ばし、
水を数滴たらし、
ストッキングで仕上げをする。
クリームを塗ったときには曇っていた表面が、最後には陽の光を反射し始めたかと思うと青空や木や自分の顔を映し出すようにツヤが出てくる。
その過程が好きだ。
そして、永年履き込んだ靴は自分の足形になじんでくるし、何より革に味が出てくる。
手前左端は靴底を1回張り替えた11年選手、3、4番目は既に底を2回張り替えていて、11年以上前からの相棒だ。
おそらく、これからもクリームを塗り、底を張り替えながら履き続けるだろう。
30年
自分とともに歩み続けるパートナーが居るという事はすばらしいことではないだろうか。
(それなりの出費だけど)