2015.03.30
いい日旅立ち
林家は旅立ちの時を迎えている。
先月までは受験騒動であったのだが、
結局娘の大学受験は 4戦 1勝2敗1引分け(補欠合格)という結果になった。
まあ、夏までは野球に青春をかけていたので、昨今の受験事情からするとかなり
遅いスタートであったらしいが、その割にはよく巻き返したと言えるだろう。
おそらく熱中した時の集中力と、親も驚くほどの記憶力を発揮して合格を勝ち取った
のだろう。褒めてあげたい。
で、喜ばしいのだがいざ引っ越しともなると寂しいものである。
家から運べるものを満載して運転者以外は体を縮こめながら車で向かった。
ここ埼玉県新座は都心から近いものの、キャンパスの近くには畑も広がる
のどかな場所だ。
しかもキャンパスまで徒歩2分という学校に通うには最適の環境であるとみて
場所を決めた。
まずは家から持参した荷物を運び、
テレビ、冷蔵庫、洗濯機の配達を待ち、ガス屋を待ち
自転車とカーテンを近くの店で買うと、ひと通り住めるようになった。
あとはやることがない。
帰るのみだ。
娘を一人おいて、名残惜しく帰ることにした。
娘はまったく、というか一秒でも早く一人になりたいオーラ出しまくりだが。
帰宅して息子と3人で夕食をとった。
考えてみれば、この先就職、結婚(しなさそうだが)と彼女の人生が進むなかで
我が家に帰って生活する可能性は極めて低いのだ。
兄や私が旅立つ時には、父や母も寂しかったのかなあ。
その時になってみないと親の気持ちなどわからないものだ。
今週は息子も旅立つ。