１００年後を想像するのはむつかしい。

娘や息子の孫たちの世代である。

どんな子どもたちで、なにをやっているのかも全く想像がつかない。

企業経営などしていると、１００年どころか、５０年どころか、１０年先さえも

全く見えないと言って良い。（それでも無理矢理にみるのだが）

しかし、「甲子園」　だけは１００年先もあるものと確信する。

昔を顧みる写真でも、今も昔もスタンドは超満員。

選手の一投一打に一喜一憂、勝っても負けても両者に惜しみない声援が送られ

続けた１００年であったろう。

私が、甲子園で一番好きなところは

負けているチームへの手拍子の応援　である。

試合が緊迫し、力と力がぶつかり合い、もうこれ以上できないくらい全力を出し切って

いる。

そんな時に、

パンッ　パンッ　パンッ　パンッ

と味方の応援だけではなく、球場全体から自然と手拍子が湧き上がって劣勢のチームの

後押しをする。

そんな時に、甲子園ていいなあとつくづく思う。

それにしても、今度ばかりは仙台育英に優勝させてやりたかった。

東北の悲願、いや日本人の悲願といってもいいだろう。

しかし、勝負の神様は東海大相模に微笑んだ。

厳しすぎるぜ、神様

でも、これも次の１００年へとつながるエネルギーなのか。

ああ　栄冠は君に輝く