2016.01.8
感想文 下町ロケット
年末年始の課題図書
下町ロケット
大晦日に会社にきて、下町ロケットを読了し、
元旦、2日、と駅伝をBGMに 下町ロケット2 を読了した。
直木賞をとっている割には、現代的で平易な文章であったこと、
日本人の好きな「忠臣蔵スタイル」ともいうべき仕立てであったこと、
そして、同じく中小企業のオヤジをやっている自分に重ね合わせてストーリー
を追っているうちに、遅読の私であってもスイスイと読み進めることができた。
(唯一の障害といえば、箱根駅伝での母校の大失速に怒りまくった時くらいか。)
下町ロケット で学んだこと
佃製作所の社長も社員も、みな燃え続ける心を持っている。
その心の源はなんだろう。
夢であったり、プライドであったり、使命であったり、
それぞれ心の原泉をもち、吉良上野介のような理不尽な仕打ちや、
損得勘定が渦巻く権力争いの世界に、折れずに立ち向かっていく。
人は何のために頑張るのか、何のためだったら頑張れるのか、
その答えはひとつではないが、人それぞれにその原泉はあるものと思う。
社長である私は、自分自身の原泉を探りつつ、社員の原泉をも掘り起こす
役割があるのだと思う。
そして、我々がめざすのは
田舎ロケット
ということだろうか。
長野の田舎で、社員100人以下で中小企業にもカウントされない零細会社で
ありながら、世界に最先端の廃液処理・リサイクル技術を持っている
そんな誇れる会社を創りたい。