2017.03.24
WBC2017その3
準決勝敗退。
ということで、戦前の予言は的中、と自慢したいところだが内容的には、はずれで
あった。
つまり小久保監督の継投ミスで負けると読んでいたが、敗因は違うところにあった。
敗因は「野球の進化」に対応できなかったところにあると思う。
私が現役のころの変化球といえば、カーブとスライダーとフォークとたまにシンカー
このくらいだった。
が、現代の野球はカットボール、ツーシーム、スプリット、ワンシーム、やそれら
名前のつく球の中間といったような変化球など、なんでもあり状態である。
ストレートのように見えて手元で変化する(横滑りしたり、下に沈んだり、
横斜め下に滑り沈んだり、、、、)
とまあ、とにかく球筋が読みずらくバットの芯に当てるのが難しいので、
綺麗な打撃フォームでボールの芯を捉えて打つ日本のスタイルでは対応しきれない。
それよりも、ギリギリまでボールを待ってバットを振り出しても遅れない、ものす
ごいスイングスピードか、かりに詰まったり芯を外してもボールを飛ばせる怪力を
備えるかしないと対応できないのではないか。
技術よりもパワー重視の野球といったところか。
そうすると、緻密に技術を積み上げてきた日本の野球では限界があるし、パワーで
対抗しようとしたら体格的にも劣る、ということで日本が世界のトップに君臨する
ことは難しいのではないかと思う。
今回のWBCの戦いで少年たちは野球の楽しさを実感してもらえただろうか。
次回WBC2021には進化した日本野球が見られるだろうか。