2018.09.10
連敗 U18
武士の情けはやめておけ
などと言っている場合ではない。
U18野球アジア大会は、佳境を迎えたが韓国戦、台湾戦に連敗して決勝進出
ができなくなった。
木製バットに対応できていないだの、左打者ばかりの人選ミスだの、様々な
原因が取り沙汰されている。
それもそうだが、私の考えている視点からの原因はこうだ。
日本の社会を取り巻く改革の成果が本大会の結果にも現れた、と思う。
それはまず、あまり頑張らないでスポーツをするということ。
部活の練習時間は短くしましょう、暴力はもちろん暴言などで選手を指導する
のはやめましょう、という日本が進もうとしている正しい道すじに進んで行く
と国際的なレベルでの戦いには負けるだろうから。(という私の予言)
それから、野球に限るかもしれないが、日本の野球がどこか、とてもキレイな、
整ったものになっているような気がする。
キレイに整備されたグランドで、間違いのない審判のジャッジのもと、相手を追い
込むヤジもなく、キレイなフォームのピッチャーとバッターが対戦する。
なにか、こう、野球というスポーツを純粋にキレイに楽しんでいるのが今の高校野球
だと思う。(日本野球の独自の進化ともいえるが)
国際大会は違う。
あまりにも画一的で純粋培養温室のなかで試合をしてきた選手が、いきなり闘志
むき出しの海外チームと戦うのである。
日本は野球というスポーツをプレーしているが、韓国は野球というツールで戦争を
仕掛けていると思われるくらい気持ちの持ちようが違う。
なので、残念ながら今の日本では国際大会を勝ち上がることはできないし、これから
もっと戦えなくなっていくだろうと予言する。
だからといって、暴力肯定というわけではないので、今までの日本の成功体験から
脱皮していかに強くなるか、の大改革に踏み切らなければならないのだと思う。
もっとも、日本独自の道を進み、甲子園のみを楽しむのも一つの手ではあると思うけど。