先日の敗退以来、原因を追求してでき得る限りの対策をして再アタックした

0430 時間の余裕を持ってスタート

まだ夜明けの気配もない

「ペースは一定に」「ショートステップ、ショートステップ」「丁寧に丁寧に」、、

ひとりぼっちの心細さを紛らわすように、時折呟きながら登っていく

0650 種池山荘

0730 爺ガ岳

0829 冷池山荘

順調だが、ここからが前回バテた布引山

水分とジェルでエネルギー補給をして、一歩一歩丁寧に登る、、、

と休みなしで布引山頂上へ、そして、、、

1007 鹿島槍ヶ岳　　南峰2889m 登頂

と、くれば当然次は北峰だと行こうとするが、あまりいく人が見当たらない

途中、抜きつ抜かれつしていた登山娘には

「この先行かれるんですか？気をつけて」と送り出されたのが引っかかっていたが、

その意味がすぐわかった

南峰からの下りは三点支持が必要な岩稜があり、途中引き返そうかな、、と思うく

らいビクビクしながらも

鹿島槍ヶ岳　北峰2842m 登頂

振り返って北峰から南峰の吊尾根を眺めてみると我ながらすごいところを

来たなあ、、と感心してしまった

写真で見るとあまりわからないか、、、

兎にも角にも

秋季北アルプス　鹿島槍ヶ岳　単独無酸素　南峰北峰　完全登頂成功（大袈裟）

あとは引き返すだけ、余力はあるのか？

が、殊の外体が動いてくれて、帰りの登り返し（これが前回キツかった）も

一歩一歩、脚が出たおかげで、

1610 登山口　到着（予定通り）

林　宏道　52歳　悔いなし