2019.12.2
災害対応 LAST DAY
災害廃棄物仮置場のアクアパルからは、晴れた日には北アルプスがよく見える。
以前はただ綺麗だな、と思っていたのが、登山家となった今年は爺ヶ岳から布引山
そして鹿島槍ヶ岳南峰、北峰と足跡を思い出しながら稜線を追うことができた。
ここ一ヶ月半で季節は変わり、北アルプスは冬山へとなると、また登りたい気持ちが
むくむくと起き上がってくる。(冬は登らないけど)
豊野東山で始まった災害廃棄物対応もアクアパル千曲へ移動し、一時の戦場のような
怒濤の持ち込みもなく落ち着いた日が続いていた。
DAY45 11月30日
この日をもって、長野県資源循環保全協会が長野県から受けた支援要請を終了した。
それにしても「まさか」の災害だった。こんなことが実際に起きてしまうのだと。
ありとあらゆる災害廃棄物が持ち込まれた。
それはそうだ、生活の全てが失われてしまったのだから。
何もかもが初めての経験で多くのことを学びもしたが、このような経験はもう
二度としなくてよい。
そんなことを思いながら、最終日を終えた。
災害対応は終わるが、復興への道はつづく。