2021.02.1
Me too
今朝の新聞を読んでいて、ついそう言いたくなった
といっても、「イップス」に対する Me too だ
野球のイップスとは、さもない短い距離(投手から捕手など)にボールを
まともに投げられなくというもの
この病気を知ったのは、今振り返れば高校時代である(まだイップスなどという
言葉もなかったが)
投球練習をしていたキャッチャーの同級生が投手に返球するときに、屋根を超える
ほど高く投げたかと思えば、今後は地面に叩きつけるような返球をしていた
「何やってんだろうな」と腹のなかで笑っていたのだが、
大学に行って、今度は自分が発症した
バッティング投手をやる先輩にボールと投げて渡す、というなんでもない係なのだが、
おそらくきっかけは、ちょっとだけコントロールが悪く先輩の所に投げてしまい、
嫌な顔をされたのだろう
それ以来、どんどんどんどんどんどん、投げるときに意識をしてしまい、そうすると
今度は、先輩のはるか上をいく大暴騰やワンバウンドでの送球となってしまった
最終的には、トスバッティングという近くから下手でトスを上げるのもイップスに
なってしまった
以来、30有余年
イップスは治っていない
おそらく僕はこのまま死んでいくのだろう
そのころの状況を思い出すだけで、右手の感覚がおかしくなっていく(今だに)
科学的に解明されて、根本治療ができることを祈りたい