2008.11.20
コンプライアンスを考える
カーボンフットプリント、トレーサビリティー、リスクヘッジ、、、、最近のビジネス界は横文字が多くて分かりにくいので会社では極力日本語を使うようにしている。
がしかし、「ゼロエミッション」 と 「コンプライアンス」だけはみすず工業にとって重要なので使わざるを得ない。
ゼロエミッションは日本語で言うと、 「ごみゼロ」
コンプライアンスは 「企業が守るべき良識」
とでもなるのだろうか。
長野県産業廃棄物協会の処理技術等研修会に参加して、
「企業のコンプライアンスについて」 明治学院大学法科大学院の河村教授の話を聞いた。
私は社長に就任した2001年以来、年度の経営方針に上げていたのが、 「法律遵守」 である。また同時期に作り直した経営理念のトップには 「倫理を守る会社」 をあげて、コンプライアンスを意識した経営を心掛けてきた。
話の内容は代表的な企業不祥事の例、雪印の食中毒や赤福の消費期限改ざんの問題など取り上げたり、なぜ不祥事が起きるのかの原因やセクハラ、パワハラやインサイダー取引(また英語ばかりだ)の事例なども取り上げられた。
話を聞いてみると、まだまだ当社のできていることは少ない気がする。
コンプライアンスは法律が守れていればよいというものではない。
もっと上位概念の社会の常識に見合う模範的行動や、経営理念を実現する良識ある理想的行動が取れるようになって初めて理想のコンプライアンス体制が整ったといえるのであろう。
一朝一夕ではできることではないが理想のイメージを実現したい。
どのような手立てがあるのかよく整理して考えながら一歩一歩階段を昇るように。