2008.12.15
冬の汗
この季節東京に出張すると汗をかく。
特に先週の木、金は東京も暖かく、薄手のコートに切り替えていったにも関わらず大汗をかいてしまった。
ワイキューブの講演会に出席した。
以前一度市ヶ谷の自慢の会社を見学させていただき、求人の悩みなどについて話をしたことがあって、それきりになっていたがそれ以来気にはなっていたし安田社長がどのような雰囲気をもった人なのか知りたくて、おまけに副社長もセットでの講演会なので参加した。
「不況下にだすパンチ」
ということで不況下の今だからこそ打つ手がある、というような話で安田社長の会社経営に対する考え方の一端に触れることができた。
一番残った言葉は、
会社がつぶれたらどうしよう ではなく、
つぶれなかったらどうしよう ということを考えるべき、ということだ。
つまりつぶれたときは 「しゃあないやないか」 と 「はら」 をくくれるかどうかということ。
いかにも関西人らしいあるいは、アメリカ留学で身につけた起業家精神であるなと思った。
もう一つの用事は 産業廃棄物処理事業振興財団 への訪問。
この財団には、わが社の技術開発事業を全国の中から選んでいただき助成を受けたり、電子マニフェスト導入や優良事業者評価制度の情報公開、などなど日頃よりお世話になっている。
今回は、その優良事業者評価制度を利用している事業者の実態把握ということでみすず工業に来て現場を見ていただき私に話を聞くことになっていたが、日程が合わず会社に来ていただき見学だけ済ませて、東京に帰ってきたところで話は私が財団に出向く格好となった。
優良事業者評価制度については、いろいろと問題点はあるがみすず工業が信頼されるに足る会社になるために、第三者機関から優良であることを認めていただくために取り組んでいる。
いろいろとこの制度について質問を受けたが、大して役に立つようなことを言えなかったので恐縮している。
そもそも国の制度、たとえば法律や行政のあり方について日頃より漠然と考えてはいるものの、はっきりとした意見を持つまでに整理していないのだ。
今回聴取した会社の意見は環境省に伝えるとのことで、なおさら恐縮してしまったのだがとてもいいチャンスを頂いたとも思った。
今後はこのようなチャンスがあれば国の環境行政につききちんと意見ができるように考えを整理しておきたい。
そして自分の意見が、少しでもよりよい 「循環型社会の形成」 に役立つための このくにのしくみに取り入れられるならば環境事業に携わる者として正しいことをやってきたことの証にもなると思う。
最後は新幹線の時間ぎりぎりになってしまい走って飛び乗ったせいで車中汗がなかなかひかなかった。
しかし長野駅に降り立つと身が引き締まるような空気が気持よかった。