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2008.12.16

鷹の眼を持つ男

いま流行りの クシャッ とした髪形をした、ワイシャツの襟先の丸まりが多少気になるが、ビビットなオレンジのネクタイが若々しさを強調している、いまどきの青年である。

11月は我々が浜松にお邪魔したが、12月はその浜松の会社の東京営業所よりわが社に来ていただいた。
すでに何人もの人と名刺交換をしたが、今回は所長を筆頭にまた新しい方と名刺交換をした。
みな若い。そして層が厚いと思い、 「会社の勢い」 というものを感じた。

その中でも楽しみにしていたのが、おそらく期待の大型新人であろうオレンジタイの彼であった。
日本国の最高学府を出てこの業界に身を置く人を初めて見た。

名刺を交換するや否や、我慢できずに聞いてはいけないと思っていたことを聞いてしまった。
「何でこの会社を選んだのですか」 と。(大変失礼なことを言ってしまったと後悔している。)

水処理やさんに水処理工場を見ていただくのは恥ずかしい気がするが取り立てて隠すものもないのも事実である。
私は水処理工場ほど 「見せ場」 の少ない処理施設はないと思っている。
我々の業界は装置産業といわれるが、水処理施設に限って言えば決して設備を入れただけでは処理が進まないのが事実である。
それでも化学反応の原理原則は変わらないのだから、薬品を入れて反応を起こせば特に難しく考えずに処理ができるのかもしれない。

しかしそこに「ビジネス」であるとか「環境への貢献」が言葉として加わってくるとそうはいかない。
安全性や採算性、そして廃棄物から有用物を生むなどのために廃液の組み合わせを工夫する、などなど、そこには技術とは言わないまでも積み重ねた知恵 つまり 目には見えない「ノウハウ」 がいっぱい詰まった工場になっているからだ。
これこそ他には真似のできないみすず工業の技術力ということになる。
(でもフタを開けてみればそんなこと常識だよ、と言われるかもしれない恐れは十分にあるが)

今後廃棄物を入れていただくためのチェック表をつけていただいたがはたして合格したかどうか、、、、、、。

でも長いことお付き合いをしたい会社だと思った。
長いことお付き合いをしてオレンジ君がどのように成長していくのか見守りたいとふと思った。
会社こそ違うけれども、ともに循環型社会を形造る仕事をしていけたらなと。

その 鷹のように鋭い眼の奥に秘めた頭脳が何を創り出していくのか、楽しみである。