一次面接で我慢した分、二次面接ではひとりづつに時間をとり話しを聞いた。

私が聞きたかったのは、履歴書には書いていないこと。

あるいは履歴書の行間を読み取ること。

履歴書に書いていあることは読めばわかる。

それに自分の一番アピールするところを考えて書き込んでいるので、つまりそれは　「よそいきの強い自分」　を表現しているにすぎない。

私が知りたいのは、強さも弱さも含めた　「素の人間」　である。

そういう意味では、勉強してきた学問の内容だとか研究テーマも今現在の形であって、もちろん参考にはなるが、もっと大切なのは、その人が生きてきた２０数年間のなかで培ってきた、誤魔化しようのない　「人間性」　である。

人間性を問う質問の内容になっていたかはわからないが、一時間も面と向かって話をしているとやはりその人の　「素」　が伝わってくる。

それでもその　「素」　ほんのわずか見えるか見えないかだ。

あとは、みすず工業のパートナーとなって欲しい人材かどうか、、、

想像力をフル回転して考えてみる。