2009.10.13
お布施
経営法務リスクマネジメントセミナー
今回は、 「廃棄物管理とカーボンオフセットの取り組み」
株式会社リサイクルワン の本田取締役の話しを聞いた。
リサイクルワンといえば、優秀な人たち数人が集まりこの業界でベンチャーを立ち上げたなあ、上手くいくのかな?などと呑気な事を思っていたのが
いまや、CO2の取引においては日本の最大手のプロバイダーとなり、国の環境施策にも検討委員として加わる、いまや我々の業界をリードするトップランナーである。(我々の業界というくくりをすると怒られるかもしれないが)
志をもって真剣に取り組めば伸びる会社は伸びるのだと思う。
さて、話しの内容だが前段の廃棄物管理はひごろのおさらいのつもりできいた。
後段の、カーボンオフセットについてはまだこれから勉強する段階である。
まず、どうしても 「カーボンオフセット」 という言葉が体の中にしっくりとなじまない、というのが本音。
内容についてはほぼ理解していると思っていたものの、どこかに引っかかりがあったので、
その 「違和感」 を払拭しようとするのも今回セミナーに参加した理由である。
結果はというと、ほぼなじむようになったと言ってもいいのではないか。
カーボンオフセット とは カーボン(炭素)のオフセット(埋め合わせ)である。
1)二酸化炭素の排出をしている(生活も産業も)
2)二酸化炭素を排出する量を減らす努力をする(省エネとか)
3)それでも減らせない二酸化炭素の削減枠をよそから買って、二酸化炭素排出の帳尻を合わせる
もっというと 「カーボンお布施」 である
地球環境を守るため 母なる地球へのお布施 であると。
またこの話は未来の話し、あるいは一部の興味のある人だけの話ではない。
今は企業イメージのアップなどのパフォーマンスであるかもしれないが、これが義務化される
つまり炭素税(環境税)として課税の対象になってくるのだ。
そうでもしなければ25%削減の達成など夢のまた夢
みすず工業がカーボンオフセットに取り組む日も近い。
カーボンお布施 環境へのお布施である
(実はオフセットと打とうとして、「おふせと」と入力したら 「お布施と」 と変換したので思いついた次第)