2010.05.11
9年
先日の5月9日で先代社長(父親)が居なくなり9年になった。
この日を迎えると、
自然と今までの自分の社長としてのあゆみを思い返すようになった。
今でも先代が夢に出てくる。
仕事の夢はよく見るのだが、たいていは悪夢で、先日の悪夢に増して最悪の夢を見た
ときに親父が出てきた。
さすがにリアルすぎてブログにも書くことができないくらいの内容だったが、
要するにどうしようもない時に親父に相談しようと思ったのだ。
親父はただそこにいるだけで、怒りもせず微笑みもせず、ただただ黙っていた。
夢から覚めたとき、本当に夢のなかの出来事で良かったなとほっとすると同時に
まだまだ、自分は父を頼っているのだなあと改めて思う夢であった。
社長になりたての頃は9年後のことなど正直考えてもみなかった。
だが今は9年後のことにも思いを巡らすようになっている。
というより9年後10年後くらいのことを考えないと、
会社などいつまでたっても変わらないのではないだろうかと思い始めている。
そのくらいじっくり時間をかけて、しかし一時も歩みを止めることなく階段を一段一段
上り詰めていかないと
理想の会社には近付かないのである。
それも私がまだ気力も体力も充実している40代50代のうちに。
そして父の引退した67才で私も引退する事が最終目標である。
さすがにそのころには悪夢は見ないと思うが。