2010.09.16
ウイスキー博士
この歳になって仕事の付き合い抜きに知り合いができることはめったにない。
私の場合はなおさらそうかなのかもしれない。
スポーツジムへ行ってもスタッフやいつも来ている知った顔の人がいても一切言葉を交わすことが無く黙々とトレーニングしている。
「一人にして放っておいてくれ」 のオーラを体中から発しているのだと思う。
バーに行っても同じ。
決まって通う店に行くと必ず来ているレギュラー組が何人かいて、レギュラー同志仲が良かったりするのだが、私は交わらない。
しかし、そんなバーでもなぜか知り合いになる人もいる。
名古屋の人なのだが、昨日は出張の関係で長野に来てこの店に来たのだという。
この店で行きあうのは2回目だが、とにかくウイスキーについての博学ぶりには驚かされるばかりだ。
ブレンドウイスキーの原酒の種類の話からアメリカ人やイタリア人の嗜好に合わせたブレンド比など、いちいちうなずく説得力のある話しばかりである。
そして、わざわざ名古屋から持参したシングルモルトウイスキー
グレンリベット12年を飲ませてもらった。
これがまたうまい。
1970年代のものらしいが、現行品と飲み比べてみて全くの別物であることが良くわかった。
普段はブレンドウイスキーとコニャックしか飲まない私でもこのシングルモルトは行けると思った。(がめったに手に入らないお宝ボトルらしい)
たまには仕事と全く関係のない世界で奥の深ーい話を聞くのもいいものだと思う。
時計博士とウイスキー博士
この二人には感謝している。