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2011.09.20

砂の器

先日買った老眼鏡は恐ろしいほどの威力を発揮している。

 

昨夜、6時前には夕食を終えてしまって、どう考えても今日は眠れない夜を過ごさなければならないだろうと予測される事情があったので、8時にはベッドに行き、松本清張の 「砂の器」 を読み始めた。

 

私にとっての読書は何よりもよく効く睡眠薬なので、どんなに頭の中が興奮している今日でもまず2、3時間もあれば寝てしまうだろうと多寡をくくっていた。

 

ところがここで威力を発揮したのが、先日購入した老眼鏡である。

字がかすれてしまい、ちょっと気を緩めるとぼやけてしまう今までとは違い、無理やり焦点を合わすことなく、紙質まで読み取れるような3D状態での読書は誠に快適だった。

 

先日TVドラマでやっていた 「砂の器」 だったが、前篇を見終えてから、これは小説の世界でより深く読み取って結末を知りたいとの欲求から、読み始めたのがきっかけだった。

 

で、結局のところ3Dの快適さと、今西刑事の執念と、日本社会の背負う罪とが織りなす重厚な作品のエンディングを追い続けていったら、読了してしまった。

 

時刻は3時を迎えようとしていたから、7時間続けて読んでいたことになる。

 

そしてその 「砂の器」 を読んでみての感想は、、、

けさ起きてみたら、いくらなんでも老眼鏡のかけ過ぎのせいだろうか、乗り物酔い状態でとてもそこまで頭が回らないので、割愛とする。