2012.03.19
卒業式2012(節目)
小学校、中学校の卒業式に出席した。
あの、日常生活にはない、ピンと張りつめた空気を久々に感じることができた。
振り返ってみると子供の頃より卒園式、小、中、高、大の卒業式とそれぞれに感慨深い思いを残すことができている。
自分にとって大事な節目をいくつも創ることができたのも卒業式があったからに違いない。
しかし社会人になって見ると、卒業式というものがない。(あえて言うなら定年退職か)
毎日同じことの繰り返しが重なり、気がついてみると5年が経ち10年が経ち、、、
そこには節目というものが存在しない。
人間も竹も節があるからこそ、強くしなやかに成長するのだと思う。
なので、子供の卒業式ではあるが、自分自身に節目を創るためにも出席してきた。
今の卒業式は卒業証書授与の場面をスクリーンで大写しにしてくれる。
自分の子供を見るのはもちろんのこと、自分の職業柄一人一人の顔の表情や所作を見ながら、
この子はどんな人間になるのだろう、、
とつい真剣に一人一人を見入ってしまった。(結果一名間違いなく社員として採用したい子がいた)
子供の成長は早い。
息子は凛々しくなったし、娘は頼もしくなった。
親の私はどうか。
放っておくと大人は成長しない。
向かい風の坂道を登るがごとく走り続けなければ成長はしない。
そして振り返ったとき、やったなあ、、という充実感を感じることができれば何よりだ。
その振り返りのときというのが節目なのかも知れない。