2013.12.26
豊田泰光のチェンジアップ
豊田泰光のチェンジアップ
日本経済新聞で楽しみにしていたコラムが本日終了した。
私は一人の物書きとして? すごいな と思う人が三人いる。
三島由紀夫
言わずもがなという感じだが、内容はもちろん、その文章の重厚さ、美しさは
日本語の「美の極致」であると思う。
司馬遼太郎
もと新聞記者らしく、明快な語り口で説得力のある文章を書く。
三島由紀夫は到底真似の出来ない世界だが、
司馬遼太郎の文章は手本にしたいと思う。
(全然似てない文章だが)
そして豊田泰光
一プロ野球選手ながら、その文章は鋭く、面白かった。
野球のことはもちろん、世相を斬るときにも野球に例えた話しにするなど、
分かりやすいなかにも、世の中を観る目の「確かさ」を感じた。
写真で近影をみたら、かなり歳をとられた印象でびっくりした。
西鉄時代の個性溢れる「野武士」の一人としてならした、あのギラギラしたオッサン
のイメージであったが、、、老いは残酷だ。
それにしても、西鉄ライオンズ。
見た事はもちろんないが、豪快でワクワクする野球をやったんだろうなあ。
また一つ、昭和が消え去っていく。
面白くない 平成 を、我々はどう生きればよいのだろうか。