2015.06.10
うねうねうねる優勝
息子の高校が入学早々いきなり北信越大会の頂点にたった。(野球)
しかも、「無理」と思っていた今春センバツ優勝の敦賀気比高校を破っての
価値ある優勝だ。
昨夏の甲子園に出場したとはいうものの、秋季大会は地区予選で敗退、
さて、このチームどうなってしまうのだろうか、、、
息子が入学してから、彼らの試合を見守ってきたが、地区予選、県大会、
北信越大会と勝ち進むうちにどんどん強くなっていくのがわかった。
このチームのウイークポイント、
実はその真面目さにあるのかなと思っていた。
野球はメンタルなスポーツである。
しかも高校野球は負けるとおしまい、過酷なプレッシャーのなかを戦い
抜かなければならない。
なので、極限のプレッシャーなど「へ」とも思わない、不真面目、不良な子
の方が野球に向いているのではないかと密かに思っていた。
だが、勉強も野球もきちんとやろうとしている学校なので
野球だけやればよいという生徒はいない、真面目な子どもたちなのである。
が、彼らは勝った。
一人一人が自分がどんな役割をすればよいか、よく考えているし
昨秋に負けてから積み上げてきた練習がようやく花開いた感じがする。
スポーツはスポーツの生徒
勉強は勉強の生徒
という私学のスタイルから、次の時代へ進む兆しが見え始めている気がする。
♪まっ北に浅間 火の山
♪西南に八つの群山
♪千曲川 うねうねうねる、、、、、♪
はじめは うねうねうねる? だった校歌も何度も聞いているうちに、
愛着が湧いてきた。
詩人 草野心平の 言葉の力 だろうか。
今年の夏は甲子園に行けるかなあ。
(いや、まだまだ遠いぞ)