2016.08.9
ここを目指した道のり
一塁側のアルプス席は朝の日差しをまともに受けて暑い。
今か今かと、二時間ほどアルプス席にいると既に肌が焼け焦げ始めているのがわかる
が、開会を告げるファンファーレ、そして入場行進曲が始まるとさんざん予習していた
にもかかわらず、背筋がゾクゾクっとして両腕は鳥肌が立ち、そして涙が流れ出す。
これだな。。これ。。
これを追い求めて野球をやっていたのだ。
前年度優勝校から始まり、各県の代表校がアナウンスされるたびに甲子園球場が温かい
拍手に包まれる。
長野県代表 佐久長聖高校
アルプス席はさらに大きい拍手である。
これだな。。これ。。
これを追い求めて野球をやっていたのだ。
49校がセンターに勢ぞろいするとホームに向かっての行進だ。毎度テレビでは見慣れて
いる光景にもヤケに感動する。
そして選手宣誓
駆け引きと理不尽と本音と建前にどっぷり浸かる身にはことのほか染みる
まっすぐな 力強い 言葉に純粋に感動する。
これだな。。これ。。
これを追い求めて野球をやっていたのだ。
そう、この光景
大会回数を示す98の入場ゲートを裏から見たかったなー
と32年経った今でも思う。