2016.09.26
長野地域不法投棄対策協議会2016
長野地域廃棄物不法投棄対策協議会
長野地方事務所管轄(長野市周辺)の各市町村、建設事務所、警察が集まり
不法投棄対策を協議する会で、我々業界団体は唯一民間(一般社団法人)から
参画している。
前段は会議。
各市町村などから不法投棄対策と直面している課題などの報告があった。
後段は、現地視察。
今回は、北信地方の人は皆知っている、穂保地区の不法投棄撤去処理事案の視察。
まずは、北山。
不法投棄処理事案、といっても全ての廃棄物を撤去するわけではない。
事前調査の結果有害物質が見当たらないということで、環境に影響がないように
支障除去=封じ込めを行った。
次は元南山。
こちらは有害物質が混入したため、あれだけの山になっていたものが全量撤去と
なった。
ここ長野市長沼地区は真っ平らな土地で過去から繰り返し水害にあっている地域
である。(地名もそこからきているのでは)
そこで、この不法投棄現場を6mの高台に整地して防災公園にしようという計画
を進めている。(想定洪水高が5mの地域のため)
確かに周りを見渡せるちょっと気持ちの良い高台になっているが下には廃棄物が埋まっ
ている。
行為者は我々業界の信用を貶めることをしてしまったが、将来的にまさかの大水害の時
にこの高台が避難場所になって人々の役に立てたならば、少しは罪滅ぼしになるのかも
しれない。
しかし、取り返しのつかないことには変わりない。
同じ業者として、とても複雑な思いで視察を行った。